モレーンコーポレーション社長ブログ 春夏秋冬

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2010年01月05日 16:00

新年のご挨拶2010年

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は本当にお世話になり、誠に有難うございました。
昨年は新型インフルエンザ発生という最大のインパクトがありましたが、今のところ重症度も軽度であったことは幸いでした。致死率が他国に較べて低いのも、日本の医療体制の充実さ、優秀さを示す指標になったのではないかと考えています。モレーンの体制も進化しました。次世代の経営者育成とさらなる経営判断のスピードアップのため、昨年新たに執行役員制度を導入。執行役員の内訳は、40代1名、30代3名です。若いパワーにどうぞご期待下さい。

さて、2010年。21世紀に突入してはや、10年となりましたが、2010年代は景気対策もさることながら、世界で最も少子高齢化が進んでいる国、日本の正念場になると言われています。
このままでいくと10年後には人口が5%減少し、65歳以上の比率が30%を超えるとのこと。
市場が縮小し、デフレスパイラルがさらに加速、労働人口の減少により社会保障も危機に曝されると懸念されています。政治が悪いと愚痴を言うのは簡単ですが、会社経営者としては自らやらなければならないことも多くあります。労働人口の減少により、女性や高齢者、外国人を活用できないない会社は生き残れないかもしれません。また、社員育成に無関心だったり、挑戦する意欲のない会社は淘汰されていくでしょう。デフレに乗じて安売りだけに走る企業は本来必要な質やサービスを維持できず、自滅するかもしれません。

この10年、そしてそのスタートとなるこの1年は、モレーンにとって本当に重要な1年となります。スタッフの驚異的な頑張りで前期は過去最高の売上高を記録し、社員も30名になりました。「感染管理の大衆化」を経営理念に掲げる私たちですが、感染管理も不謹慎な言い方ではありますが、新型インフルエンザの発生で「大衆化」してきています。医療施設だけでなく、全ての産業、施設、家庭でさえも感染管理を必要としています。ホンモノの感染管理が求められているとヒシヒシと感じています。
世界が、市場が急速に変化している今、私たちモレーン自身もこれまでの自分をリセット・再起動して進化しなければなりません。

2010年。新たなスタート地点に立つ私たちモレーンが今、最も大切にしなければならないキイワード。それは「絆(き・ず・な)」。

「お客様との絆。そして上司、部下、同僚、チームとの絆。
常に相手の立場でモノを考えること。相手が何を望んでいるのか常に予測すること。思いやりと感謝の気持ちを常に忘れないこと。私たちの仕事は患者・医療従事者の命、家族の絆に深く関わっていることを常に忘れないこと。」

年明け早々、新製品も目白押しです。日本環境感染学会も目前です。

今年はロケットスタートでいきます!

本年もご支援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2010年 謹賀新年

株式会社モレーンコーポレーション
代表取締役 草場恒樹

2009年05月29日 10:27

新型インフルエンザに思うこと

久しぶりのブログ更新です。相変わらずの更新の無さに内外からお叱りを受けています。スミマセン。

 さて、新型インフルエンザです。
世の中は、新型インフルエンザA H1N1が弱毒性であったことを受け、急速に「いつも通り」に戻っています。
 空港検疫での水際封じ込め対策や学級閉鎖も含めて騒ぎ過ぎだとの批判も出ています。結局、通常の季節性インフルエンザと変わらないとの風潮が見受けられるのがちょっと不安です。

 検疫に関しても無意味だったとの意見がありますが、発生当時は、病原性や毒性の強さ等も今ほどわかっておらず、正体不明のウィルスに対しては、最大限の防御態勢を敷くことはむしろ当然だと思います。実際には時間稼ぎ程度の効果しかなかったかもしれませんが、この時間稼ぎが無意味であったとは思いません。もちろん、厚労省も検疫で100%スクリーニングできるとは思っておらず、そのために、その後の国内感染拡大に向けて各段階ごとの防止策が準備されています。

 100%防ぐことは不可能でも決して諦めず、可能な限りの対策を一つ一つ積み重ね、つないでていくことは、我々が日々、医療施設で医療従事者の方々と戦っている医療関連感染対策(院内感染対策)そのものです(我々はこれを「感染管理のチェーンをつなぐ」と言っています)。

 当初は正体がわからないので、強毒性のH5N1型を想定し、最高レベルで新型インフルエンザに対峙、その後、実態がわかるにつれて柔軟に体制を変化、弱毒性に合わせて対策を緩和させていくことが今回のシナリオの正解。
 今回は、この「柔軟に体制を変化させていくこと」が十分に事前に議論されておらず、タイミングや規制に対して国と地方自治体とに温度差があり、混乱となりました。ただし、この事態は日本政府だけでなく、WHOも病原性や毒性は考慮に入れず、感染の拡散度合いにより警戒水準を決定していたため、警戒レベルだけが上がって、実態にそぐわない過剰な対策が発動され、少々混乱を招いたというのが真相だと思います。26日にはWHOのフクダ事務局長補代理も警戒レベルの基準見直しを表明されています。

それにしても今回のインフルエンザウィルスは戦略を持って人類に挑んできているような気がしてなりません(エビデンスをベースにビジネスするモノとして不適切な発言ですが)。
鳥H5N1ばかりを気にしていたら、意表をついて豚H1N1として登場、大警戒をしたところ、弱毒で拍子抜け(?)、気が緩んだところで(ここからはフィクション)、第2波として秋、冬に強毒に変異したウィルスが猛威をふるい、季節性のインフルエンザもまん延して抗ウィルス薬が足りず、ワクチンの方も間に合いそうになってきたところで、満を持してH5N1による超新型インフルエンザが登場、抗ウィルス薬にも耐性...。これが最悪のシナリオですが、考えられないことではありません。私自身、楽観的な人間であり、現在はスペインかぜの時と較べ、多くの武器と情報を持っているので、当時のような被害がでるとは考えにくいですが、「いつも通り」に向かっている世の中を見ていると不安を禁じ得ません。

今回のH1N1の発生は、むしろ予行練習および準備期間の機会を与えられたと認識し、我々モレーンもウィルスの戦略(?)に真っ向から立ち向かう所存です。弱毒だからと対策の手綱を緩めず、医療材料の備蓄や患者急増時の環境整備に向けて対策を打ち出しています。
少し長くなりました。次回はモレーンの新型インフルエンザ対策に関する具体的な考えを少しお話したいと思います。

2009年01月05日 14:14

年頭のご挨拶2009年

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は本当にお世話になり、有難うございました。お陰さまでモレーンは激動の2008年を走り抜け、年末に無事、引越しも終え、今までの倍以上のスペースを有する新築のオフィスで大いなる期待を持って2009年を迎えることができました。本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。

2009年。それにしても何と波乱を含んだ年明けでしょう。昨年秋に米国から世界に広がった金融・経済危機の波。当初、日本の被害はそれほど大きくないと言われていましたが、あっという間に日本もその波に飲み込まれ、日本を代表するトヨタ自動車は創業以来、初の営業赤字で株価は半分に、ソニーの株価は三分の一になってしまいました。イスラエルのガザ地区への空爆は止まらず、米国はそれを支持、新型インフルエンザ発生の脅威もますます高まってきています。

「我々は100年に一度の危機の津波に曝されている」とグリーンスパン前FRB議長も発言していますが、本当にそうでしょうか。ここはしょうがないとあきらめるか?いいえ、私たちモレーンは、悲観もしなければ、たじろきもしません。

今後、新型インフルエンザ対策も新たな局面を迎えると予想します。これまでの早期封じ込め対策から実際のパンデミック発生時対策に国も本格的にシフトする必要があるでしょう。パンデミックは徐々にではなく、突如大きな波となって襲ってくる事が海外の専門家の間でも議論されています。すべての医療機関に例外なく患者が殺到することが予想されます。個人防護具PPEやワクチン、抗ウィルス薬の備蓄も重要ですが、押し寄せる患者を受け入れることができる医療体制を戦略的に実現することが可能かどうか。自治体に任せきりの発熱外来では僭越ながら不十分と考えます。有事の際は病棟、病室を容易に作り替えることを可能とする対策をPPEも含めてハードおよびソフトの両面から我々が微力ながら支える決意です。新型インフルエンザから一人でも多くの人を救うことを今一度、自分たちの使命として本気で行動する所存です。

2009年。この恐慌ともいえる不景気に加え、救急患者のたらい回しや医療事故に国民はうんざりしています。人手不足による激務で医療従事者は疲弊し、安全に不安を覚えています。昨年の食の安全に引き続き、今年は医療の「安全・質」が本当に問われるのではないでしょうか。一人で、また一社できることは限られていますが失敗を恐れずに、日本の医療の「安全・質」の向上にむけて今年も様々なチャレンジを行っていく予定です。少数精鋭のチームワークを持ってこの激動の1年を走り抜けるモレーンにどうぞご期待下さい。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2009年 謹賀新年

株式会社モレーンコーポレーション
代表取締役社長 草場恒樹

2008年10月24日 18:45

SARSから学ぶこと

今回はちょっと専門的な話です。今さらながら、非常に気になっている文献があります。

2003年のSARSアウトブレイクの際、陰圧隔離、適切な個人防護具PPE(N95、グローブ、ガウン、アイシールド)や入念な手洗いを実施していたにもかかわらず、9名の医療従事者がSARSに集団感染したとの報告(トロント、カナダ)です。

原因を要約すると、
1)病室は陰圧だったが、前室がなく、PPEを室内外で外していた。
2)汚染されたPPEを外す手順が徹底されていなかったため、外す際に自身が汚染された可能性があった。
3)N95のフィットテストが徹底されていなかった。トレーニングプログラムがなかった。
4)挿管時に多量のエアロゾルが発生する危険性があるのに、曝露を最少にする対策がなかった。
とのことでした。

この悲劇、もし今、新型インフルエンザが発生したら日本でも同じことを繰り返してしまいそうと危惧するのは私だけでしょうか...。

新型インフルエンザ・パンデミックに備えて、自治体や医療施設、企業が動き始めました。まだまだ自治体によってかなり温度差はありますが、個人防護具(PPE)の備蓄も徐々に進行し、大量購入のお話も出て来ています。ただ、今のままで行くといくらモノが揃っても、その運用手順が整備されず、トレーニングが十分に実施されないと上記のトロントでの教訓を活かす事ができません。

個人防護具PPEは、運用を間違うとかえって感染を拡散させることになります。着用する順番も重要であり、この順番を間違うと当たり前のことですが、外す順番に影響を与え、汚染部位に不必要に接触することになり、自身や周辺環境を汚染させてしまいます。どこで汚染PPEを外すのか、外したPPEを直ちに廃棄できるダストボックスは配置されているのか等々、個人防護具PPEは、その性能もさることながら、その運用が非常に重要です。

新型インフルエンザに対する医療施設での感染対策は、個人防護具PPE(特にマスク・レスピレーター)に議論が集中しがちですが、手指衛生や咳エチケット、汚染リネンのマネージメントや環境整備等、総合的にリンクしてはじめて達成することができます。

モレーンの強みはまさにココ。施設に応じたより最適なソリューションをご提供できるよう日々、研鑽したいと思います。

上記のSARSの文献は、下記よりダウンロードできます。ご参考まで。;

Cluster of Severe Acute Respiratory Syndrome Cases Among Protected Health-Care Workers - Toronto, Canada, April 2003 MMWR52(19):433-436
http://iier.isciii.es/mmwr/index2003.htm

2008年10月15日 16:51

「ブラッディ・マンデイ」

突然ですが、先週土曜日からTBSでスタートした連続ドラマ「ブラッディ・マンデイ」をご覧になられましたか?
三浦春馬さん演じる高校生天才ハッカーが、バイオテロに立ち向かうノンストップ・アクション&サスペンスドラマです。

実はこのドラマで殺人ウィルスから身を守るために俳優の方々が着用している防護服にモレーンの呼吸器用防護具PAPR PA-20(Powered Air Purifying Respirator:下記写真参照)が使用されています。

この撮影で使用されているPAPRは、小道具ではなく、実際の医療現場で最強の空気感染対策として使用されている本物です。世界的危機として警戒されている新型インフルエンザ対策としても米国CDCをはじめ、厚生労働省のガイドラインでも最高リスクの対策としてその使用が推奨されています。PAPRは、腰部に取付けたバッテリー駆動の電動ファンにより吸引した汚染空気をHAPAフィルターが浄化し、フルフェイスのフードに清浄空気を強制的に送り込んでフード内を陽圧化、物理的に汚染空気がフード内に入らないという仕組みです。

モレーンのPAPRは、フード前面が透明となっており、鼻や口も塞がれずに顔面全体を外から窺うことができるので、俳優さんの表情もはっきり見えるということが採用の一因となったとも聞いていますが、実はこのことは実際の医療現場でもとても重要なことです。

実際導入された日米の医療機関でも、いわゆる鼻口を完全にシリコン等の面体で覆うタイプのマスクと比較して、装着者に圧迫感がないだけでなく、患者さんから医療従事者の表情(特に笑顔!)が見えることは、大きな安心感を与えるととても好評です。

デモ機もございますので、ご興味のある医療従事者の方はお気軽にお問い合わせ下さい。防護具を装着する上で常に直面するのが暑さとの戦いです。モレーンのPAPRはフード内に清浄空気が常に送気され、フードを通じてガウン内にもエアが流れるので、高い防護性能もさることながら驚くほど快適です。ぜひ、お試し下さい。
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2008年10月08日 17:46

Sales Academy in Karuizawa (SAK)その2

さて、先週お伝えした通り、軽井沢でモレーンのセールスミーティング「SAK (Sales Academy in Karuizawa) 2008」が1泊2日で 開催されました。
今回は来年の4月に入社予定の新卒3名も特別参加です。ちょっと緊張ぎみの新入社員内定式を皮切りにスタートした今年のSAK、支社長の川口、上河によるケーススタディの発表では、思わず唸ってしまうような場面も多々あり、私自身、本当に勉強になりました。前期、新人賞を受賞したICR、義元の基調講演(?)には、その成長ぶりに思わず涙し、ワークショップでは、ジェネラルマネージャーの多川と樋掛がふたりで仕切り、私と副社長の多湖は、発言の機会を許されず(?)、さびしい思いもしました。

その他、昼食時はランチョンセミナー、夕食時はテーブルマナー講座、夕食後は座談会と休む間もない怒濤の2日間でした。参加スタッフは大変だったと思いますが、それぞれが自分の言葉で生き生きと発言する様は、本当に見ていて頼もしいものでした。

去年までは我々役員がほとんどを仕切っていたSAKですが、今年から大きな脱皮をはかることができたようです。今回のミーティングを通じて、コンサルティング・セールスの定義や意味、そしてモレーンの使命感といったモノが、教えられるのではなく、スタッフの中から湧き出てきたような気がします。
まだまだ未熟でお客様からお叱りをうけることも多いモレーンのコンサルティング・セールス、ICRですが、医療関連感染を防ぎたい、命を守りたい、という使命感、熱意では誰にも負けないと自負しています。今回のSAKでさらに磨きがかかったICRに今後共、ご注目下さい。不遜に聞こえるかもしれませんが、彼らが持つ、お客様が抱える問題を理解したい、解決したいという欲求は本物です。

私にとっての今年のSAK、一言でいうと「うれしいけどさみしい、でもうれしい」でした...。

2008年09月29日 02:26

Sales Academy in Karuizawa (SAK)

久しぶりの更新です。先日、当社のサイトを支えるモレーン・ネットワーク・デザイン事業部のミーティングでSEO(検索結果を上位表示させること)をもっと向上させにゃならん!と檄をとばしたら、スタッフ全員から即座に「だいたい草場さんのブログがぜんぜん更新されていない!」と逆に突っ込まれてしまいました...。という訳でこれから頑張ってブログを更新したいと思います(ホントです)。

さて、今週末はモレーン恒例の「Sales Academy in Karuizawa (SAK)」が1泊2日で開催されます。全国の営業スタッフ(モレーンではICRと呼びます)とwebコンサルのチーム(モレーン・コネクト)が全員集合し、成功例や失敗例のケーススタディやロールプレイング等を繰り広げ、コンサルティング・セールスの能力にさらに磨きをかけます。

ここでの私の役割は、実は余りないのですが(笑)、いつも少し時間をとって経営理念、そしてビジョンを語ります。
さて、今年のSAKでは何が起きるのでしょう? モレーンのコンサルティング・セールスの神髄、今年さらに進化し、スパークします。

また、報告します!今回はここまで!

2008年03月27日 10:58

ホームページ・リニューアル!

私たちモレーンのホームページが全面リニューアルし、新たに2つのサイト「感染対策総合情報サイト:ミックスMICKS (Moraine Infection Control Knowledge Site)」と「モレーン企業サイト(コーポレートサイト)」として生まれ変わりました。

これまでのサイトでは国内外の感染管理の最新情報とともに、モレーンの会社情報や私たちの思い、使命など多くの情報を同時にお伝えしてまいりましたが、その結果、ページ階層が深くなり、「欲しい情報に中々たどり着けない」、「こんな情報もあったのか」などとお叱りの声をいただいておりました。

私たちは、ここで再度、原点である感染対策に従事されるお客様の視点に立ち戻り、より使い易く、分かり易い内容で、かつより高い専門性を目指して、トップページはもちろん、コンテンツも再構築し、全てを完全に刷新しました。また、社内体制も増員拡充し、役員の山岸を筆頭にネットワークのプロフェッショナルが集結、今後さらにサイトを発展させていきます。チーム名は、ずばり「モレーン・ネットワーク・デザイン:MND (Moraine Network Design)」。これらのサイトはお客様のためのモノ。チームは一丸となって、皆様のお声を元にサービスを今後、無限に広げていく夢を持っています。これからのモレーンの2つのサイトにどうぞご期待下さい。

新しいサイトは下記よりアクセスして下さい。;

■感染対策総合情報サイト:ミックスMICKS (Moraine Infection Control Knowledge Site)
http://www.micks.jp/

■モレーン・コーポレートサイト
http://www.moraine.co.jp/

2008年01月29日 19:31

パンデミック

フェーズ3。WHOが定めた新型インフルエンザ発生を警戒する段階が6段階中、3段階(フェーズ3)に達しています。鳥からヒトへ感染するH5N1型インフルエンザの感染症例が止まらず、連日、インドネシアやベトナム等で発症、死亡が報告されており、ヒトーヒト感染が現実化する(フェーズ4〜6)のも時間の問題だとされています。国立感染症研究所によるとインドネシアでは確認されているだけで既に120例の鳥インフルエンザが報告され、その内、98例が死亡(致死率82%!)という異常事態です。

厚生労働省は、今年3月までにプレパンデミックワクチン2000万人分を製造し終え、今月にはさらに1000万人分追加することを決定しましたが(合計3000万人分)、抗インフルエンザ薬やワクチンへの対応は、国および自治体がコスト負担して備蓄が進められているのに対し、医療機材(N95、ガウン、グローブ等の個人防護具PPE等)に関しては、現在のフェーズ3の時点で「指定医療機関に対し確保に努めるよう要請する」に留まっており、医療機材に関しては万全とはとても言いがたい状況です。

現在国内で流通しているN95レスピレーター等の個人防護具PPEは、私たちの製品も含めてほぼ100%が輸入品であり、世界的なパンデミックが発生すれば、品薄となるのは必至です(SARSの時は日本中のN95が無くなり、インターネットで心ない業者が定価の10倍位で売ってました)。日本では米国NIOSH規格のN95が主流であることから米国製のモノが多く輸入されていますが、誤解を恐れずに言わせていただければ、新型インフルエンザを同時多発テロと同等の「国家安全保障の課題」と捉え、最優先で対策を講じている米国が、パンデミックの際に他国にN95を出す余裕があるか疑問です。

感染管理のプロフェッショナルを自任する私たちモレーンでも、社内にパンデミック対策会議を設置し、来るべき有事に備えてPPEの備蓄や情報提供の方法等の検討を開始しています。小さな会社一社でできることは限られていますが、決して諦めず、我々ができることを実践していくつもりです。
64万人。厚労省が想定する新型インフルエンザによる国内の死亡数。この最悪のシナリオは、抗インフルエンザ薬やワクチンも重要ですが、正しい知識と情報、適切なPPEと手洗いでかなりが回避できると信じています。

2008年01月07日 18:39

新年のご挨拶2008年

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は誠にお世話になり、有難うございました。お陰さまを持ちましてモレーンは躍進の2007年を走り抜け、2008年を大いなる期待を持って迎えることができました。本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。

2008年。私たちを取り囲む環境は、急速にスピードを上げています。エネルギー、IT、バイオ、医薬などの技術革新が、私たちの生活を大きく変え始めています。ITの次の有望な新産業分野は「環境」とのことで、米国をはじめとする大手ベンチャーキャピタルが環境関連企業への投資を強化し、昨今の株式市場では太陽光発電等のベンチャーに人気が集まり、「クリーン・エネルギーバブル」現象が起き始めているそうです。振り返って、私たちのフィールドである感染管理は、今後、病院という環境の中でどのように変わっていくのでしょうか?

感染性廃棄物を極力出さないシステムや人体にも有害である消毒薬を極力使用しない消毒手法、有害な廃液を出さず、最少のエネルギーで作動する洗浄機や医療従事者、近隣環境を汚染しない空調システム等々の開発も期待されますが、そもそも医療関連感染(院内感染)が起きない、起きようがない病院を創造することはできなのでしょうか?

病院という性質上、院内感染をゼロにすることは不可能かもしれません。でもそれを不可能とあきらめるのではなく、ゼロにする事に本気で取り組めばもっとできることがあるはずです。マニュアルや教育に依存する院内感染対策ではなく、病院の設計や構造、システムによって医療従事者が意識する事なく自然に感染管理を実現できる「環境」、これが「21世紀の感染管理」の目指す方向ではないかと僭越ながら思っています。

昨年来、私たちモレーンは、会社の理念である「感染管理の大衆化(全ての医療機関で同じレベルの感染管理体制の実現)」を具現化すべく、感染管理を全方向からサポートする「感染管理7つのチェーン」をシステムとして展開するモデルを本格化させました。感染管理を自然に実現できる環境に少しでも近づく様、今年も様々なチャレンジを行っていく予定です。2008年のモレーンのアクションにどうぞご期待下さい。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2008年 1月元日

株式会社モレーンコーポレーション
代表取締役社長 草場恒樹


P.S. 今年、個人的に大注目なのは「ロボット」。ホンダやトヨタ、日立等の大企業が続々と人型ロボットの実用化を急いでおり、介護の分野でも既に実用段階に入っている様です。近い将来、危険な感染症患者さんの対応は、全てロボットなんて日が来るかもしれません...。  ところで最近、2足歩行できるロボットや恐竜の子供型ロボットが比較的安価で販売されているようですが、気になってしょうがありません(笑)。

2007年08月22日 17:46

アクアフィルム

先日、モレーンが日本総代理店を務めるアクアフィルムのJ.C.氏が英国より久しぶりに来日しました。今回は新製品であるウォッシャーディスインフェクター用水溶性バッグ「トレイセーフ」のキャンペーンが主な目的でしたが、彼とは会社設立以来、かれこれ14年のお付き合いになります。

モレーンコーポレーションは、1993年にこの水溶性ランドリーバッグ、アクアフィルムと共にスタートしました。当時モレーンの取扱製品はアクアフィルムしかなく、日本の担当者として初めて来日したのがJ.C.氏だったのです。初来日の日、空港まで迎えに行った私は見栄を張って、帝国ホテルのラウンジで打合せをしようと彼に提案したのですが、J.C.氏は「いや、モレーンのオフィスでやろう」と言い張るのです。実は、当時モレーンのオフィスは西八王子にあった私の自宅(2DKの賃貸マンションの5帖の和室)であり、どう間違っても海外メーカーの担当者をお招きする様な環境ではありません。「西八王子は遠いからムリ!」となんとか彼を説得しようとしたのですが、彼は密命を帯びてきたのか、これだけは譲れんといったかたくなな姿勢です。最後は開き直って、西八王子の5帖の和室でデスク代わりのちゃぶ台を挟んで彼と対峙したのですが、さすがに絶句していました(笑)!

14年前の日本のインフェクションコントロールは、まだまだスタートしたばかりで、感染管理のご提案をしたくても「院内感染なんて無いから」とアポすら取れない状況だったのですが、J.C.氏はその後も何度も来日してくれ、北海道から九州、沖縄まで、それこそ日本全国を一緒に飛び込み営業しました(今思えば無茶しました。ゴメンナサイ!)。見た目も中身も典型的な英国紳士のJ.C.氏。14年前から今日に至っても本当にビジネスを超えた深い友情を示し続けてくれています。感謝!

P.S. 現在のモレーンのオフィスは、JR東中野駅の真ん前、ポレポレ坐という映画館のある立派なビルに入ってますので、ご遠慮なくお立ち寄り下さい(笑)。

2007年07月04日 20:09

ロボット手術

davinci
相変わらずのブログ更新の遅さで方々からお叱りをいただいております。申し訳ありません。 さて、前回少しお話したロボット手術について個人的にあまりにも感動したので、もう少し触れてみたいと思います。米国のIntuitive Surgical社が開発したロボット手術システム「ダ・ヴィンチ」。日本国内ではまだ4台しか稼働していませんが、世界では米国を中心に実に400台以上が稼働していて、人技を超えた精密な動きを可能とするロボットアームが実際の臨床現場で活躍しはじめています。

ロボット手術システムで期待されているのは低侵襲性で正確無比なオペレーションはもちろんですが、そのキモは遠隔手術にあります。インターネットが普及し、ブロードバンドが当たり前の昨今ですが、一瞬のタイムラグも許されない手術現場の3Dハイビジョンをビデオストリーミングする技術は、まだ安定性に問題があるようです。しかし東京にいるドクターが、ニューヨークにいる患者さんの手術を普通に行うという現実がもうすぐそこまで来ているのです。

5〜8mmの太さしかない「ダ・ヴィンチ」のロボットアーム「エンドリスト」は、医師の肩から下の腕の動きを患者さんの体内で忠実に再現します。この複雑な動きを実現するために「エンドリスト」の構造は複雑を極め、洗浄・消毒が大きな課題となっていました。今回来日したMedisafe社のM.J.氏は今、最も洗浄が困難と言われるこの「エンドリスト」の自動洗浄消毒にチャレンジし、「ダ・ヴィンチ」のメーカーであるIntuitive Surgical社との連携で安全な洗浄消毒手法を世界で初めて確立しました。そして、この手法を今回招聘したK.R.氏が第三者機関として認証(バリデーション)し、再使用する際の質の保証がなされたのです。欧米では、再使用する器械器具の洗浄消毒に関して、ISO等の国際規格を元にガイドラインが作成され、器具メーカー、洗浄機メーカー、洗剤メーカーが一丸となって質の保証に取り組み、第三者機関がバリデーションを行うシステムが確立されています。日本では残念ながらこの一丸となったシステムがまだ、発展途上...。

私たちは、使用済み医療器具の再生の質の保証は、感染管理上重大なミッションの一つとして、微力ではありますが、今後も推し進めていきたいと思っています。ロボット手術器械の汚染除去に関しては動画も含め、色々な資料がありますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。スゴいですよ。

2007年05月31日 20:41

モレーン・アカデミー

先週、日本医科器械学会が東京の国際フォーラムで開催されました。今回はこの学会との共催で教育講演およびランチョンセミナーを企画、また、前日には英国大使館のご協力で大使館ホールにおいてアカデミー(セミナー&レセプション)を実施したのですが、準備も含め本当に嵐のような2週間でした。

この講演のために、医療器具の洗浄消毒に関する世界的権威であるK.L.氏をドイツからお招きし、また、英国からは、当社が総代理店であるMedisafe社の学術担当ディレクターM.J.氏が同時来日して、世界の洗浄・消毒をリードする欧州の最新情報をお届けしました。

汚染された使用済み医療器具をいかに安全に洗浄、消毒、滅菌し再生するかということは、院内感染を防ぐ上で最も重要なミッションの一つです。医療技術の進歩によりロボット手術をはじめ、手術器具もその構造が日々複雑化しており、洗浄が困難になってきています。一般的にはあまり知られていませんが、この分野では医療技術の進歩に反比例して、感染のリスクは確実に増大しているのです。

今回我々が海外からの重鎮を招いて(けっこう無理してます、涙)セミナーを実施した背景は、この増大しているリスクへの対策に問題があると感じていたことにあります。キイワードは、ずばり「バリデーション(検証)」! 欧米ではこれらのリスクに対し、医療用洗浄機器は国際基準であるISO15883、ASTM(米国材料試験協会)、AAMI(医療器具振興協会)等でその性能要求要件が厳格に定められており、その性能を実際に第3者機関によって検証(バリデーション)することが要求され、設置後もその性能が維持されているかどうかを定期的にバリデーションすることが求められています。ISOやASTMのスタンダードコミッティのメンバーでもあるK.L.氏やM.J.氏の言葉は、非常に説得力があり、患者と医療従事者の安全を考えれば当たり前の事を言っているだけに過ぎないかもしれませんが、私にとっては非常に衝撃でした。

この当たり前のことが日本では...。残念ながら国際基準はおろか医療機器製造販売業の届け出すら出していない洗浄機器が市場に出回っているのが現状です。また、設置後の定期的なバリデーションにメーカーがどこまで真剣に取り組んでいるかどうか。我々メーカーがやるべき事とは...!スミマセン。つい、力が入り過ぎてしまいました。ちょっと頭を冷やします。続きは次回。

2007年04月25日 15:50

エリザベス二世女王陛下

先週の金曜日、英国大使館に行ってきました。毎年恒例のエリザベス二世女王陛下誕生祝賀会にご招待いただいたのです。前外務大臣の町村衆議院議員の乾杯でスタートした大使公邸でのガーデンパーティは、正直ちょっと気後れしてしまいましたが、正に政財界の重鎮が一堂に会するといった盛大なものでした。
それでも何人かお知り合いの方にお会いすることができたのですが、思いがけず聖路加国際病院理事長の日野原重明先生にお目にかかることができました。「あれっ、あなた何でここにいるの?」と気さくにお声をかけていただきましたが、日野原先生は、モレーンの関連会社である「葉っぱのフレディヘルパーセンター」の所長の片山蘭子が以前長くお仕えしたことから、ヘルパーセンターの名付け親にもなっていただき、これまでも多くの薫陶を頂戴してきました。絶え間なくご挨拶にこられる参加者の方々一人一人に、とてもご丁寧に対応されていた日野原先生のその謙虚なお姿に今さらながら非常に深い感銘を受けました。

私たちモレーンは、英国のインフェクションコントロール製品からスタートし、今でも多くの製品を英国より輸入しています。米国に押されがちなインフェクションコントロールですが、英国と日本の病院は共通点も多く、インフェクションコントロールナース発祥の地である英国には、インフェクションコントロールにも多くの哲学があります。僭越ながら製品だけでなく、これらの哲学をもお伝えしたいと日夜奮闘しているのですが、こうした活動が認められて(見かねて?)か英国大使館がご招待してくれたのかもしれません(笑)。ちなみに、招待客は全員黒塗りの運転手付き高級車で車寄せに到着されておられましたが、地下鉄と徒歩で入場し、ゲートでセキュリティチェックを受けたのは私だけだったような...。

前回、個人的なことでちょっと事件が...とのお話をしましたが、実は右肩の骨にヒビが入ってしまいました。なんとも間抜けな話ですが、週末、軽井沢に遊びに行った際、朝方、路面が凍結していておもいっきり転んで肩から路面に激突してしまったのです。先週まで腕を吊っていたのですが、今週からはなんとか動くようになり、リハビリを開始しています。いろいろあります。ヤレヤレです。

2007年03月27日 14:55

リネンからの感染事故

ブログがちょっとご無沙汰してしまいました。反省です。
前回、日本環境感染学会のプログラムを題材にしてコメントすると予告いたしましたので、遅ればせながら少し触れさせていただきます。

展示をしながらだったので、学会のプログラムを十分に受講する時間がなかったのですが、その中でも特に印象に残ったのが、「Bacillus Cereusと病院感染対策 ーリネンをどこまで重視すべきかー」でした。昨年起こったアウトブレークの結論から言えば、清拭タオル類がB.Cereusに高度汚染され、さらに血管カテーテルの操作管理にも問題があり、血流感染を起こして菌血症に至ったとのこと。

この悲しい事故があった際、当社にも沢山のお問い合わせをいただきました。「80℃10分間の熱水消毒では芽胞産生菌であるBacillus属菌には無効、滅菌しなければ!」などなど...。
現実問題として全てのリネン類を滅菌することは不可能であり、B.Cereusは環境に広く存在することから滅菌自体、無意味であると言えます。大切なことは、B.Cereusをゼロにはできないが、可能な限り清浄・消毒レベルにもっていくこと。洗濯業者さんとのコミュニケーションを密にし、洗濯工程および管理体制を把握することが肝要です。口答の確認だけでなく、感染対策のメンバーが実際に委託先洗濯工場を見学することをお勧めします。洗濯機の仕組みやリネンの保管、搬送の体制も百聞は一見にしかずです。
今回は、洗濯業者さんの連続式洗濯機の管理に問題があり、洗浄消毒後のリネン類が高度に再汚染していたという事実と医療施設側の血管カテーテルの管理に問題があったことが重なった複合的な事故でしたが、このことが、今後このような不幸な事故が二度と起こらない教訓となることを願います。

ちなみに英国では1992年に同様のアウトブレークが発生し、その教訓から英国保健省がリネンのアレンジメントに関するガイドラインHSG(95)18を発行しており、連続式洗濯機の危険性の指摘と同時に設備の運用管理に関しても詳細に記載しています。

汚染リネンのマネージメントに関しては、当社にも相当のノウハウの蓄積があると自負しています。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

ちょっと触れるつもりが長くなってしまいました。最後までお読みいただき有難うございました。次回は、個人的なことではありますが、ちょっと事件が...。

2007年02月28日 20:11

日本環境感染学会満員御礼(その1)

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先週の2月23日、24日にパシフィコ横浜にて第 22回日本環境感染学会が開催されました。
モレーンにとって毎年最大のイベントです。
今年も最大級の ブースを出展し、沢山のお客様にご来場いただきました。今回の目玉は
何といってもCDCがその使用を推奨しているPAPR (Powered Air- Purifying Respirator)システム。
来る新型インフルエンザや SARSに向けた最強のプロテクションシステムです。
展示会場では、当社 のスタッフが実際に装着し、大注目を浴びました(写真参照)。

毎回思う事ですが、環境感染学会はなぜ2日間しかないのでしょ う?このプログラム内容の濃さ、参加者の多さからいって最低3 日間は開催いただいてもいいのではと勝手ながら思っています。
日本全 国から大勢のお客様にご来場いただきましたが、せっかくブースに来て いただいても接客が集中し、ろくにご挨拶もできなかったお客様も大勢 おられ、大変失礼を申し上げました。この場をお借りして心よりお詫び 申し上げます。

来年は長崎!今年の反省は必ず来年に活かしたいと思っています。本年 のご来場、誠にありがとうございました。あらためまして深く御礼申し 上げます。

次回は環境感染学会で話題となったプログラムを題材に少しコメントさ せていただこうと思っています。

2007年01月29日 16:12

九州支社設立準備室オープン

九州支社設立準備室が博多にオープンしました。
3月1日に正式な事務所オープンに向けての準備室です。

今回支社長に抜擢された上河孝之を筆頭に、新たにモレーンに加わった九州男児の原田禎和と馬場正博の3人体制でのスタートです。
準備室は、博多駅にほど近いワンルームマンションを借りたのですが、先日、オープン初日に行ってビックリ。なんと3人は段ボールを机にしてPCに向かっているではありませんか。

すぐに机と椅子を買うように指示をしたのですが、上河は、「正式な事務所に引越すまでの我慢ですから、大丈夫です!」と気丈にも(?)答え、新人の2人も「大丈夫です!」と、けなげにも答えてくれます。そして何年後かに九州支社を大きくして、このことが伝説となるべく、がんばりますとも話してくれました。

福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の皆様、大変お待たせいたしました。九州地区でのモレーン感染管理のトータルソリューションのサービス体制がついにスタートします。まだまだ3人という少ない人数ですが、九州地区の感染対策を向上させ、医療関連感染から患者さんや医療従事者の方々を守るという志では誰にも負けないと僭越ながら自負しております。どうぞモレーン九州支社にご期待下さい。

P.S.その後、段ボールの机は、馬場が実家から持ってきてくれたキャンプ道具のテーブルセットにアップグレードされ、リゾートさながらと雰囲気も含めて仕事環境が格段に向上したとの報告がありました。

2007年01月22日 00:29

決断力と行動力

先週、九州に行ってきました。
目的は2つ。
1つは、ある大学病院のリンクナースの方々に対する勉強会の開催、そしてもう1つは、モレーン九州支社設立準備室のオープニングです。

リンクナースの方々への勉強会では、「洗浄と熱消毒」をテーマに昨年ついに施行された医療器具の洗浄消毒の国際基準ISO-15883の解説を交えながら、現在この大学病院で設備されている機器での対応を約1時間レクチャーしました。30名のリンクナースの方々は、夜の勉強会にも関わらず、誰一人寝る方もなく(笑)、非常に真剣に最後まで聞いていただきました。
このリンクナースの方々をまとめているのが、ICNのM師長。M師長とは、かれこれ6年近いおつき合いとなるのですが、常に驚かされるのがその決断力と行動力。いいと思ったら直ぐ行動です。今回の勉強会もISO-15883のお話をした途端、「あ、それウチのリンクナースにも勉強会して下さい。で、いつ?」と言った具合です。

感染管理に関わる情報をお伝えする側にいる私たちも、単に今ある情報を右から左に伝えているだけではないか?その施設が直ぐに行動に移すことができる活かせる情報を本当にお伝えできているかどうか?改めて肝に銘じました。「決断力と行動力」、これは経営者にとっても最も重要なキイワード。M師長、有難うございました。

ちょっと長文になりましたので、九州支社設立準備室のオープニングのお話は次回に。

それでは!

2007年01月03日 23:39

春夏秋冬。新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別なるご愛顧をいただき、心より感謝申し上げます。
本当に有難うございました。

昨年来、モレーンは、「感染管理の大衆化」という夢を掲げ、「大切な人を守りたい」という目的に向かって、具体的目標と人事配置を実施し、今年はいよいよその実現化への仕組み作りに着手します。急激な変化では様々な歪みや失敗があるかもしれません。でもそれらを恐れない揺るぎない勇気を持って前進していきたいと思っています。

今年のモレーンは、これまで以上に患者さんの安全、医療従事者の方々の安全を守るための様々な新しい製品、サービスを現場の視点から開発、ご提供する所存です。

2007年のモレーンのチャレンジにどうぞご期待下さい。
本年も宜しくお願い申し上げます。


2007年1月元日
株式会社モレーンコーポレーション
代表取締役社長 草場恒樹

2006年12月29日 00:51

年末のご挨拶

春夏秋冬。巡る季節を駆け抜けながら・・・

あれよあれよと言う間に、モレーンも今年の仕事納めの日を迎えてしまいました。
今年1年はモレーンにとって本当に激動の1年でした。やろうと思っていたことには出来るだけのチャレンジを開始し、その結果、社員数も一挙に1.5倍に増え、ついでに様々な問題も10倍位増えましたが、私自身、悩み苦しみつつも本当に多くのことを学び、成長できた楽しい1年間だったと思います。

この年末にかけては、九州支社の立ち上げやノロウイルスのアウトブレークでバタバタと走り回っている内に仕事納めとなってしまいましたが、来年もノロウイルスに限らず、様々な具体的対策を感染管理に携わる皆様とご一緒に取り組んでいきたいと思っています。

本年も本当にお世話になりました。今年も沢山の方々と出会うことができました。このブログを読んでいただいた皆様にとって、来年が素晴らしい年となることを心からお祈り申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

2006年12月06日 03:22

春夏秋冬。巡る季節を駆け抜けながら…

2006年の年の瀬も迫り、クリスマスまであとわずかという慌ただしい毎日ですが、遅ればせながら、モレーンコーポレーション社長ブログをスタートさせていただきます。はじめまして、モレーンの草場恒樹(くさ ばつねき)です。

1993年にそれまで約7年間勤めていた商社を飛び出し、事業計画も何も無く、若さと勢いだけで設立したモレーンですが、途中数々の危機を乗り越え(?)、気がついたら新卒社員を採用したり、ゴルフコンペを開催できるような会社らしい(?)会社に育ってまいりました(と は云え、もちろんまだまだ予断を許さない弱小企業ですが...)。
ありきたりな言葉ですが、これもひとえに本当にいいお客様とスタッフに巡り会えたお陰だなと、毎日毎日本当に深く感謝してます。

今、モレーンコーポレーションでは、現場主義を徹底し、20代から30代の若いスタッフがお客様である全国の病院を奔走していま す。42歳の私も走っています。私たちが最も大切にしているもの、それはとてもシンプルで「大切な人を守りたい」ただそれだけで す。自分達の家族、恋人、友人等の大切な人が患者さんとして、または 医療従事者として院内感染したらどうするのか?この病院は安全なのか?
安全でないのなら自分に何ができるのか?と、いつもとても身近な問題として意識し、行動しています。真に患者さんの視点、医療従事者の視点で感染対策を推し進め、院内感染ゼロの世界を本気で実現しようと思っています。

今後は、このブログでモレーンの歴史や、最近の出来事、また私なりの各種コメントを勝手ながら配信させていただきますので、ご意見やご感想等、頂戴できれば幸いです。元来の筆無精なので、最初から毎日の更新は難しいかもしれませんが、少なくとも週1回の更新は心がけますので、今後ともこの社長ブログ「春夏秋冬」を宜しくお願い申し上げます。

製品に関する質問やご相談、お気軽にお問い合わせください

モレーンコーポレーション代表取締役 草場恒樹
著書(共著・共訳)
  • 院内感染予防対策ハンドブック 厚生省保険医療局監修(南江堂)
  • 院内感染予防対策のための滅菌・消毒・洗浄ハンドブック(メディカルチャー)
  • CDC歯科臨床における院内感染予防ガイドライン 厚生労働省エイズ対策研究事業編他

詳細なプロフィールはこちら

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